議会改革協議会開催
- 2015/07/25 12:21
過日名古屋市議会の「議会改革協議会」が行われました。
この協議会は、私が議長就任に際し、各会派の皆さんに呼びかけして、設置されたもので、各会派の代表者から構成されています。
その名の通り、議会改革に関する様々なテーマについて検討をするというもので、現在は名古屋市議会の議員定数について議論をしています。
先日の協議会においては、各都市の比較やこれまでの定数増減についての経過を調べるなどして、各党で意見を出し合いながら議論をしました。
共産党さんを除く各党は、定数減について賛成の方向ですので、次回以降より議論が深まっていくと思われます。
共産党さんは多様な民意を吸い上げる必要性から、現行(75名)からの定数減については反対との事。
議員定数は近年各地の議会でも議論になる事が多いが、定数が何名なら正しい、という正解はない。定数が多ければ多様な民意を吸い上げられるだろうが、多ければ良いというものでもないし、一方行革の観点などからすれば少ない方が良いかもしれないが、では何名が良いのか、とにかく減らすのが良いとも言えない。そういった点が議論の難しさであり、今後の焦点になってくると思われます。
ちなみに現在の名古屋市議会は市民三万人に一人の割合で、政令市の中でも数はむしろ少ない方です。
自民党も共産党を除く他の党も、定数減を先の選挙で公約しているし、こういった協議会を設置したからには、お茶を濁す様な事はするべきではないと思います。
今後の議論ですが、定数の一割(七名くらい)から十名程度の減員がひとつの目安となり得るのではと考えています。
税収は増加しつつあるというものの、市民の皆様にも様々な点で「ガマン」をして頂いているし、今後の市政運営は、長期的には少子高齢化の中で厳しい財政運営を余儀なくされることになる。市民サービスの一部カットという事も残念ながら想定される中で、議会としても身を切る姿勢を示す事が必要だと考えています。
各党のメンバーの方とも協力しながら、議長としてもリーダーシップを発揮したいと思います。